終活で夫として息子として男性に求められること、という題で書こうとすると中々に難しい。
というのも私、前の記事に書きましたが独身です。妻も子もおりません。
それでも、これまでの記事で書いてきたように普通に寿命のことを考えれば、両親が先に天寿を全うするケースが大半ですから考えない訳にもいかない。
一応、参考までにここで、健康寿命と死亡数最多年齢の2つの統計数値をまとめてみました。
健康寿命は、「健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間」の名称。
令和元年における日本人の健康寿命は、厚生労働省の発表によると男性が72.68歳、女性が75.38歳とのこと。
まぁこの数値、あくまで平均値なので個人差は当然あるんでしょうが、父が倒れたのが70歳である今年なので、私個人としては普通に実感出来る数値ですね。
で、平均寿命の方は令和元年のデータでは男性が81.41歳、女性が87.45歳。
さすがに日本人の平均寿命は長い……他国はもっと短いですからね。
ちなみに日本の平均寿命は2022年の時点で世界ナンバーワン。平均寿命84.3歳。
ちなみに二位がスイスで83.4歳で、三位が韓国の83.3歳です。
こうしてみるとやはり女性の方が活動期間が長く、平均寿命も長いですね。
この数字を参考にして私の両親のケースで考えてみます。父はは現在70歳(のはず、間違ってたらごめん親父)、母は74歳(……のはず)
父がある程度活動できるのがあと2年で、母が1年。
平均寿命に達して亡くなるのが、父があと11年で母があと13年。
こうして書くと中々に時間がないな……ちなみに私は現在42歳。
平均寿命と健康寿命の差というものは経済的にかなり考えないといけない事柄でして、平均寿命が長かったとしても、健康寿命との差が大きいというケースでは、不健康な状態が長期になることを意味します。
つまり、医療費や介護費が増えるなど生活費の増大ですね。
こういったこともしっかり考えないといけないので、自身の状況を年表にして考察するのは結構おススメ。
私自身、こうやって書くまで『アレ? 意外と時間なくない?(汗)』という状態ですからね。
幸いなのは、父はともかく、母がまだピンピンしていることでしょうかね……でも未来のことはわからないのは、父の例で身に占めていますからね。
閑話休題。
この平均寿命通りでいくと、母は二年ほど独り身でいる計算になります。
こんな感じで自分や両親の年齢を平均寿命や健康寿命に当てはめてみると、良い参考になるかと思います。
自分の年表の中で、これからの人生を考えることができます。とくに、私と同年代の40代、50代の方には予行演習の意味もあって自身の終活に役立つこと、学ぶべきことが多々出てくるはず。
私の場合は男性でかつおひとり様なので、妻の老後は考えなくてもOKなんですが(いや、1%以下の確率で結婚することも有り得ない訳ではないでしょうが、まずないでしょう)男性の多くは、親の見送りと自身の老後、そして死去後の「妻の老後」は、人生において考えることを避けられない事柄でしょう。
ですがこののイメージ、私は父が倒れるまではかなり乏しかったのが現実です。
父が倒れるまでは、そもそもそんなイメージ湧きませんでしたしね。
で、こういった『父が〇〇歳で……母が××歳で……』というイメージに乏しいままだと、現実とのギャップは大きく開いたままですよね。
そうなると、このギャップによる負の影響が、その後の人生に深く影響を及ぼす可能性があります。
こんなはずでは……って状況に陥る可能性もあるでしょう。
重要なのは、具体的にそれぞれのケースを詳細に予想して対処法を探り、決めておくこと。
対処法を決めておくことは結構重要で、これは地震の避難訓練をイメージしてくれれば良いかと。
テレビなどで見ると、避難訓練って、訓練のための訓練のように感じられますが、アレって何でそういう印象を受けるのでしょうか。
それは、「想定された事象事態対し、決められた手順で各組織が動く』ことを確認するため。
事前に決めておくことは実に重要なことでして、私自身、東日本大震災を秋田で経験していますが、アレは凄かった……
アレだけ商品の大半が棚から全部床に落ちてしまった経験、ないですからね……避難訓練で『地震があったらまずお客様を外に避難させろ、そして自分も避難。それから出社している社員の安否確認』ってやってなかったら、パニックになっていたかも。
実際、社員の安否確認で一人足りない、となった時は顔が蒼褪めましたが、休憩室で所在が確認出来ましたし……
東日本大震災以前は、巨大地震に遭遇したことなどなかったので、日常で事前の想定を行うのは、それこそ個人で缶詰やペットボトル入りの飲料水を用意しておくこと、くらいできっちりとした想定をしたことなありませんでした。
結果、水道は生きていましたが電気が止まってましたし、三月の寒い時期の秋田ですので、ガスで沸かしたお湯を湯たんぽに入れて、毛布を三重にして布団にくるまる、という生活が二日ほどありまし、ガソリンも枯渇しそうになっていましたね。
今では、水と缶詰の他にも電気やガスが止まった際のため、乾電池で動く携帯用ラジオや携帯用コンロの購入をし、水害時の避難経路の確認、神奈川に引っ越してからは持っていませんが、それまではガソリン携行缶を常備し、灯油だけで暖が取れる反射式ストーブも購入しましたね(神奈川ではアパートでストーブ禁止と聞いて軽いカルチャーショックを受けたものです。)
突発的な災害は当然のことながら、いつくるかわかりませんが、両親の不幸、というのもいつくるかはわかりませんが、いつかは必ず来るイベントです、こういった事態に対しての準備や事前の決めが何もないと、色々と困るのは身に染みて実感している次第です(汗)
人生では考えもしていなかった、まさかそんな、と言いたくなるような想定外な事柄が起きます。
これは本当、身をもって時間してます、備えあれば憂い無し。
ヒドイ時には何度も起きますからね(汗)
余裕のあるうちに、準備をしておくことが貴方を守ることにつながります。
貴方自身の年表を作ってあとどのくらいの時間があるのかを確認しておくと、貴方の終活の参考にもなるでしょう。
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